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円光のあるお地蔵さん -2-

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前回のブログ「円光」についての続きを述べてみたいと思います。
この仏画も3月中旬ごろ仕上たものです。
紀野一義著「生きるのが下手な人達へ」という本より続けて述べてみたいと思います。

人間は周りの人々の支え、多くの人々の支えとなった時から、自分の命の回りに光の輪を持つようになる。人間が自分の命の回りに光の環(円光)を持っていると自然の方から積極的に近づいてくる。・・・

その時、自然は光を発するのである。仏教詩人坂村真民は、それをこう詩っている。

すべてが光る

光る
光る
すべては光る
光らないものは
1つもない
みずから
光らないものは
光をうけて
光る

自然は光の環(円光)を持たない人間には自然の素晴らしさを見せない。・・・
光を発する人は仏様に近い人である。・・・
そういう人には決まって私利私欲私心というものが無い・・・
だから光を放つのである。

と著者は円光について述べている。何か非常に大切な教えに思われます。
それを心において絵を描いていきたいと思います。
by fujiteru1945 | 2013-04-23 16:31 | お地蔵さん
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